SNAP LEFTY
小さくて頼もしいヤツ
スナップは、バックパックのショルダーハーネスにつけるポーチ。手軽に脱着できるのが特徴で、スマホ・財布・カメラなどの欲しい装備に素早くアクセスできる設計です。こちらはユーザーからの要望の多かった左利き用です。*2022年発売のモデルより、メインファブリックを420DのリップストップナイロンのPCコーティングに変更しています。
頼もしい携帯性
SMART FORM
バックパックのショルダー幅に合わせたスリムなフォルムで、行動中の動きを妨げません。(画像は右利き用)
G HOOK
トップに付いているアルミフックでバックパックのループやチェストベルトに引っ掛けて持ち運ぶことができます。(2021年よりGフックに変更)
優れた収納力
MAIN POCKET
本体には大画面のスマホやモバイルバッテリー、財布やコンパクトカメラなどが無理なく入ります。内側のオーガナイザーポケットを使えば小物の仕分けも簡単です。
MAIN POCKET
500mlのペットボトルも収納可能です。(画像は右利き用)
OUT POCKET
外側にはRUSHシリーズで好評のストレッチメッシュポケットを装備。サングラスやスマホなどすぐに取り出したいものを入れられます。(画像は右利き用)
FASTENER STOPPER
ファスナーの下部には独自のストッパーがついており、不意にケースが全開にならないよう工夫がしてあります。(画像は右利き用)
スピーディな脱着
SNAP FLAP
大型のフラップ式ベルクロで、どんなバッグでも簡単スピーディに脱着可能です。(画像は右利き用)
SNAP FLAP
チェストストラップを挟み込むことで上下にずれることなく固定できます。(画像は右利き用)
DESIGNER'S VOICE
SNAPの開発中、プロトタイプを見てアウトドアライター 高橋庄太郎さんが発した言葉です。SNAPの方向性を決定付けた一言でした。
2018年の夏 デザイナーとして初めて担当したSNAPの開発がスタート。
慣れないミシンと格闘しながらもアイデアを具現化し、テストを繰り返す日々が始まりました。
私は大切なものを入れるアイテムであるポーチには、防水性が必須であると考えていました。急な雨でもポーチに水が入らないように、特殊な生地や止水ファスナーで防水性能にこだわり、試作を重ねました。気がつけば20個を超えるプロトタイプが机の上に積み上がっていました。
その中の一つのプロトタイプを高橋庄太郎さんに見せたところ、返ってきたのが冒頭の言葉でした。
私はハッと我に返りました。ポーチの防水性にこだわっていた結果、アクセス性が悪く、実用性が低いポーチになっていたのです。
「これではまずい」と一旦ゼロから新しいアイデアを考え直すことにしました。
本体に防水性を持たせるのではなく、雨が降ってきたら即座に外してしまえばいいのではないか?
そうだ、素早い着脱機能をもったアクセス性の良いポーチをつくろう!
この瞬間、視界がクリアになり、ゴールが見えた気がしました。
ポーチを素早くバックパックに脱着するためには、今までにない新しい取り外し方法を開発する必要があります。
簡単に取り外せるにも関わらず、しっかりとハーネスに固定されなければならない。相反する要件に頭を悩ませました。最終的にたどり着いた答えが、ショルダーハーネスをストッパーの代わりにして本体を固定する「SNAP FLAPS」というフラップです。
行動中でもバックバックを下ろさずにサッと装着、パックを下ろしてからも簡単に取り外して身につけられる。そんな使い方がこのフラップで可能になりました。
スケッチのラインの引き方からミシンの使い方まで、斎藤から何度もダメ出しを受けてはプロトタイプを作り直し、道具としての完成度を高めて作ったSNAP。発売当初は皆様に受け入れてもらえるか不安でしたが、発売と同時に追加生産の発注をしなければならないほどご好評いただけて嬉しい限りです。
SNAPをお気に入りのバックパックとともに、フィールドで使い倒してください。
2019/9/1 PAAGOWORKS デザイナー 山中将司
- サイズ
- 195×80×45mm
- 容量
- 0.5L
- 重量
- 80g
- 主素材
- ナイロンPCコーティング