「走って泊まる」を快適にするファストパッキングモデル
オーバーナイトでのファストパッキングに特化したRUSH 30。高重心設計と独自のトップスタビライザーにより理想のバランスと背負心地を実現しました。


より遠く、より長く

FASTPACKING MODEL
RUSH 30の基本設計はそのままに各部を徹底的にブラッシュアップ。初代のRUSH 28から3代目のモデルチェンジで熟練の粋に達しました。軽量な装備を使ったスピードハイクにもおすすめです。

HIGH CENTER OF GRAVITY
RUSH独自の高重心設計により理想のバランスと背負い心地を実現しました。体とパックとの一体感が強いのでランニング時に荷重を感じにくく、不快な揺れも軽減します。
背負い心地を追求したフィッティング

TOP STABILIZERS
バッグ開口部に直結したトップスタビライザーにより、高いフィット感を実現し、荷物の揺れを防ぎます。

SIDE STRAPS
ショルダーベルトの起点を2箇所にすることでフィット感とスタビリティを上げています。またウエストベルトを使うことで、揺れを抑え、安定した走りを実現できます。
ストレスを低減するポケットレイアウト

BOTTLE POCKETS
ハーネスの上段には500ccのペットボトルが収納できるポケットがあり、ドローコードによりボトルをホールドできます。

SNACK POCKETS
下段にはドローコード付きのポケットがあり、行動食やジェル、スマホの収納に適しています。

TABLET POCKETS
上段に小さなポケットを追加しました。ショット系サプリの収納に便利です。

SIDE POCKETS
背負いながらでもアクセスできる位置にストレッチメッシュのポケットを配置。アウターやボトルなどの収納に適しています。

MAIN ACCESS
身体側に大きく開く、ユニークなメイン開口部。パックを下ろして素早くアクセスできます。

SIDE ACCESS
メインの開口部の他に、サイドに止水ジッパーを設置。下部の荷物にも簡単にアクセスできます。

REMOVABLE BACK PANEL
汗で汚れやすい背面パネルは取り外して洗濯することができます。

STOCK HOLDERS
トレッキングポールは、ドローコードの両側に付いているホルダーに通して固定します。簡単に着脱できて揺れにくい設計です。
PRODUCT MOVIE
DESIGNER'S VOICE
2014年に最初のRUSHを産み出してからこれまで、ほんとうに多くのランナーに愛用されてきた。全国各地のレース会場やトレイルで彼らに会うたびに、RUSHの使い心地や感想を聞くことがデザイナーとしての最大の喜びであり、次の開発への原動力となった。ウルトラトレイル用に開発したRUSH UTを作ってからはさらにユーザー層が広がり、デザインに対する要望も高度化し、デザイナーのモチベーションもどんどん上がっていった。ひとつのバックパックがくれたミラクルな循環だ。
この循環をパーゴワークスでは“Product Communication”と呼んでいる。製品から生まれるコミュニケーションを大事にし、そのコミュニケーションから新しい製品を作り上げるという、私達が理想としている物作りのあり方だ。
そう、今回の開発はプロダクトコミュニケーションを目一杯感じるプロジェクトになった。詳しくは当サイトの「開発秘話」に掲載予定なので割愛するが、とにかく今回は多くのユーザーアンケートを元にして、多くのプロトタイプをつくり、多くのテストを行った。10人の個性的で魅力的なランナー達にフィールドテストをしてもらい、意見を仰ぎ、サンプルを修正する。という作業を全てのアイテムで何度も行った結果、なんと一人で150個以上ものプロトタイプを手作りしていた。デザイン初期にはRUSHとは似ても似つかないバッグを多く作り、開発末期には自分でも違いがわからないほど細かく修正を加えた。我ながら正真正銘のクレイジーだ!!
この途方もない作業をしながら気がついたこと、それは「俺がデザインしたRUSHは、もはや『みんなのRUSH』になっているんだ」ということ。みんなのために作ってるつもりだったけど、そうではない。みんなの意見が俺を動かしてRUSHを作ったんだ。だから感謝の意味も込めて、この言葉を作った。
“Designed by the runners”
さあ、みんなのRUSHを背負って走り出そう。Pack and go !
斎藤 徹 2023/4/3
- サイズ
- 600×240×270mm
- 容量
- 31L(ポケット含む)
- 重量
- 720g
- 主素材
- 100Dナイロン、ストレッチメッシュ